人気アニメ「ラブライブ!」のシリーズ作品の舞台の一つとなった茨城県牛久市では、多くのファンを「聖地」に呼び込むため、さまざまな取り組みが行われています。
「ラブライブ!スーパースター!!」は、都内の高校に通う生徒たちがアイドルとして成長する姿を描いたアニメで、牛久市出身の鬼塚夏美と鬼塚冬毬の姉妹がメンバーとして登場します。
昨年10月の放送回で市内の観光名所が描かれたことから、牛久市を訪れるファンが増えています。
その中でも「牛久シャトー」では、アニメのシーンを再現しようと建物を背景に写真を撮る人が多く、中庭に設置された鬼塚姉妹のパネルも人気を集めています。
「牛久シャトー」の齊藤美奈子物販部長は「ファンの来訪が売り上げにも貢献しており、地元が活気づいている。多くの人に訪れてほしい」と話しています。
牛久市では独自の取り組みとして、先月「初代うしく広報大使」に就任した鬼塚姉妹の「特別住民票」を販売し始めました。
住民票には「市内で好きな場所」の欄があり、夏美は「牛久自然観察の森」、冬毬はハイキングコースの「ビートルズトレイル」と記載されています。
さらに、偽造防止のために透かし加工が施され、アルファベットで二人の名前が記されるなど、本格的な仕様となっており、海外からも購入者が訪れています。
牛久市営業戦略課の池田祐介課長は「市全体が活気づき、訪れたファンに『牛久に来てよかった、また訪れたい』と思ってもらえるような取り組みを進めていきたい」と話していました。
