宮城県産カキで37人が食中毒発症 ノロウイルス検出

宮城県産カキで37人が食中毒発症 ノロウイルス検出

 宮城県は2月22日、石巻市の水産加工業者が生産した生食用カキを、全国のコストコで買って食べた10代から60代の男女37人が食中毒を起こしたと公表しました。

 食中毒を引き起こしたのは、石巻市の「海幸」が製造し、「コストコホールセール」の全国店舗で販売された「宮城県産大粒生牡蠣(500グラム)」です。

 宮城県によると、2月13日から21日にかけて、「宮城県内で加工された生食用カキを食べて食中毒になった」との報告が、全国各地から県に立て続けに入りました。

 保健所は、発症の経緯や複数の患者の便からノロウイルスが確認されたことなどから、「海幸」が製造したカキが食中毒の原因と結論付けました。

 宮城県は、ノロウイルスを十分に除去する処理がされていなかったとして、「海幸」に22日から24日までの3日間、営業停止の命令を出しました。

 宮城県は、2月3日から15日に販売され、消費期限が2月17日までの「宮城県産大粒生牡蠣」を口にしないよう注意を促すとともに、「海幸」が商品の自主回収を行っています。

Image: 仙台放送