自民党と公明党は26日、所得税がかかり始める「年収103万円の壁」を見直すことにした。当初の政府案では123万円だった課税ラインを、160万円に引き上げる修正案を現在の国会に提出する方針を決めたのだ。この案をまとめるため、自公の税制調査会の幹部は同日、国民民主党と話し合いを行ったが、残念ながら賛成は得られなかった。
修正案は28日にも国会に出される予定だ。この案では、「年収の壁」を160万円に引き上げるだけでなく、年収850万円を上限として、控除を4段階で増やす内容になっている。これにより、1人あたり年間約2万円の減税になる見込みだ。一方、国民民主党は年収の上限をなくすことを求めていた。
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