レタス・キャベツ価格大暴落 豊作で消費者歓喜、裏で農家悲鳴 価格設定に課題も

レタス・キャベツ価格大暴落 豊作で消費者歓喜、裏で農家悲鳴 価格設定に課題も

 記録的な豊作により、レタスやキャベツといった葉物野菜の価格が市場で急落している。店頭では驚くほどの安値で販売され、多くの消費者がこの機会を捉えて大量に購入する動きが広がっている。食卓が豊かになると喜ぶ声が上がる一方で、生産者である農家は出荷価格の暴落という深刻な事態に直面しており、その苦境が浮き彫りになっている。

 特にレタスは、豊作の影響を顕著に受けており、農家の手取り額は大幅に減少しているとみられる。丹精込めて育てた野菜が、二束三文とも言える価格で取引されるケースも出ている模様だ。消費者は、このかつてないほどの低価格を歓迎し、普段以上に野菜を食事に取り入れるなど、恩恵を享受している。

 こうした状況を受け、消費者と生産者の間で、野菜の価格設定のあり方について議論が巻き起こっている。消費者は安値を喜ぶものの、生産者の持続的な経営を支える適正な価格とは何か、改めて考える機会となっている。